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校長挨拶


グローバルな視点で社会をリードする人になる
〜スーパーイングリシュハブスクールでの充実した3年間〜

愛知県立豊田北高等学校長 河合 龍二   

 教室の窓から眺められる景色だけで、本校に通う意義があります。校歌にもある三河丘陵と矢作川。悠久の歴史をたたえ故郷を実感できます。豊田大橋と豊田スタジアム、そのムコウにあるスカイホール豊田。世界のトップアスリートが集う聖地がここにあります。
 本校は昭和54年(1979)年に開校し、44年目を迎えました。創立以来、「二練四学」を掲げる文武両道の学校として、高く評価されています。日々2時間の部活動と4時間の家庭学習に取り組むには、健全な身体と強健な意志を要します。正門を入ると「教育はより厳しくあるべし」との石碑があります。これが建学の精神であり、受け継がれてきた心意気です。今後、高等学校に求められる「3つのポリシー」のうち「入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)」の主眼は、「自らを鍛える場に身を置く」という自覚です。
 ただし、心配には及びません。同じ志をもった仲間と過ごす場でもあります。意欲あふれる教職員が寄り添います。目の前の壁を一つずつ、力を合わせて乗り越える先に、きっと大きな夢に出会えるはずです。教師と生徒との関係を馬子と馬にたとえることがあります。
 馬子は、これからの遠い道のり、馬のことを考えて「今のうちに水を飲んでおけ」と水飲み場に連れていくことはできます。ただし、水を飲むか否かは馬次第。
 教師は、これからの遠い道のり、生徒のことを考えて「今のうちに学問をしておけ」と学習の機会を与えることはできます。ただし、学問をするか否かは生徒次第。
 馬の主体性を引き出すのは仲間の馬。馬には仲間がいて、「一緒に飲もうよ。」「飲んでみたけど案外おいしかったよ。」と語りかけてくれます。馬子が語らずとも、隣の馬が飲んでいる姿を見て、警戒することなく自分も飲みたくなります。忘れてならないのはチームワークの大切さです。自立する個が集まってチームの士気が上がります。やらされているのではなく、対話に導かれた主体性に満ちる意識の高い集団でありたいですね。協働体験は気付きを生みます。答えのない問いに向き合い、多様な考え方が交錯する社会に飛び込む意欲につながります。困難と思えることも仲間と一緒なら乗り越えられます。そんな先輩を見て後輩が育ちます。
 現在、愛知県教育委員会から「スーパーイングリッシュハブスクール」の指定を受け、グローバル教育をリードする役割を与えられています。「教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)」の特質は、ここにあります。コロナ禍で海外との交流に制限がありますが、小中学校との接続連携によって若者を育てる取組もあります。
 「卒業認定(学位授与)の方針(グラジュエーション・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)」は、上級学校への進学に堪えられる学力と、多文化共生社会に順応できる資質を身に付けていることです。多様性を尊重することで、生き方の幅が決まる時代が来ました。その可能性を広げられる学校が、豊田北高校です。
 さて、まだ見ぬ君もここに集い、仲間とともに本校の結束力を体感してください。逆境を克服した輝きが君の自信を深め、たくましく生き抜く力になると確信しています。


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